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マジシャン 東京大学出身 1988年1月23日生まれ shota[@]magician.jp


by alone-in-sky
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やり切るということ

昨日、オワリカラというバンドのワンマンライブを聴きに、そして観に行きました。彼ら、本当にやり切っているなぁと。
ライブが終わった後、しばらく耳の感覚がおかしくなるほどの音と。
そして、4人が4人、やり切っている感じがひしひしと伝わってくる視覚的なパフォーマンスと。
ミュージシャンの方のライブに出演させていただく機会は今までに何度かあったのですが、初めて見るタイプでした。
実際はどうなのか分かりませんが、きっと最初から最後まで、そのとき出せる最高のもの
を、後先考えずに出し続けていたのだと思います。

僕は昔、マジックのコンテストにたくさん出ていた時期がありました。マジックのコンテストは、一人10分間の演技時間が与えられます。
10分しかないので、できるだけをそこに自分の力を詰め込もうとしますし、10分しかないので最初から最後までフルパワーで臨んでいました。
たった10分程度ですが、終わった後は相当に体力を消耗するものです。

最近、僕もソロで1時間を超えるライブをするようになって、それはそれで昔に比べたら
進歩かなとは思います。
そして、頭の中では、時間は長いけど最初から最後まで隙なくいこうと分かってはいます。
ただ実際問題として、やっぱり、1時間以上の時間を与えられると、1時間の枠の中で出し切ればいいという気持ちがどこかにあるんじゃないか、無意識にある程度コントロールしているんじゃないかと、ふと考えてしまいました。
ある意味、力の抜き方が分かってきたのかもしれませんが、それってどうなんだろうと。
もう一度、昔の気持ちを思い出して、もっともっと細かい単位でやり切ることを意識しないとなと。

昔の気持ちで、昔と同じように演技することはしちゃいけませんが、昔の気持ちを忘れてはいけないなと感じた夜でした。
by alone-in-sky | 2010-12-05 00:00